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アレルギー科

当院では主に喘息、蕁麻疹、花粉症、スギ花粉・ダニの舌下による減感作療法の治療を行います。

アトピー性皮膚炎の治療は行っておりません。ご希望の方は専門医を紹介いたします。

 

以下は舌下免疫療法についての解説です。

花粉症のアレルゲン免疫療法

 従来花粉症を含むアレルギー性鼻炎の治療は、主にアレルギーの原因となる抗原の回避(マスクや手洗い、着替えなど)と薬物療法による対症療法(症状に対する治療)が行われます。しかし、これらの治療では根本的に体質を変えることができません。

 そこで、近年は根治的に体質を変える治療法として“アレルゲン免疫療法”が行われています。アレルゲン免疫療法とは、アレルゲンを体内に入れることで患者のアレルギー反応を弱めていく治療方法です。アレルゲン免疫療法は花粉症を根治できる可能性のある唯一の治療法となるため、通年スギ花粉による症状が強い人に適しているといえるでしょう。

経口投与で行われるアレルゲン免疫療法――“舌下免疫療法”とは

 舌下免疫療法とは、舌の裏側(口の底)にアレルゲンエキスを少量から投与し、徐々に投与量を増やして体をアレルゲンに慣らしていく治療方法です。現在、日本で治療に用いられるアレルゲンエキスには、スギ花粉症に対して用いるスギ花粉のアレルゲンと、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎に対して用いるダニのアレルゲンがあり、患者は医師の診察と採血による検査を受けたのちに、通常の保険診療で治療します。

アレルゲン免疫療法における通院期間

 アレルゲン免疫療法では、長期の通院が必要です。週1回~月1回の頻回な通院を2~3年以上続ける必要があり、中断してしまうと効果が期待できなくなってしまいます。

 また、アレルゲン免疫療法の効果は患者によって異なりますが、1~3年の治療で約70%の人に効果が見られるといわれています。また、治療後数年経過した時点で80~90%の人に効果が持続するとの報告もあります。

 東北大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 科長、東北大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室 教授

 香取幸夫先生 MedicalNoteより抜粋

 

 

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